
物価上昇にともない、社会問題化
最近、賃貸物件の家賃値上げのニュースをよく見かけるようになりました。
オーナーが外国人に変わった途端に、家賃が2倍になったとしたら、驚いてしまいますね。
家賃の値上げは、賃貸経営のコストや固定資産税の上昇が主な理由のようです。
物価も上がる一方ですし、家賃を上げたいオーナー様もおられると思います。
うまく家賃を値上げできる方法はあるのでしょうか。
入居中の家賃値上げは難しい!
家賃の値上げには、オーナー様と入居者さん双方の合意が必要となります。
賃貸借契約書の条文を確認してみると、そのように記載されているかと思います。
まずは、文書で入居者さんに正当な理由を示して、家賃値上げをお願いしてみましょう。
それで入居者さんが納得して値上げに応じていただければ、しめたものです。
また、ある入居者さんが家賃の値上げに応じず、通常通りの賃料を支払い続けるとします。
その場合、値上げに応じないからといって、決して追い出すことはできません。
また値上げ交渉が行き詰まった場合は「法的紛争状態」となりますので、オーナー様や管理業者はそれ以上の交渉は難しいです。
(弁護士法の非弁行為となりますので、弁護士資格がないと法律違反となってしまいます。)
お付き合いのある不動産管理業者に、値上げ交渉を依頼することも可能です。
成功率が低い割に大変ですので、成功報酬ではなく交渉したら成功しても失敗しても手数料(賃料半月分)をいただくケースもあるようです。