![宮千代1丁目:宮千代児童公園](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=418x10000:format=jpg/path/s86c96c037face9d3/image/ie6cd9ab8ebd429f5/version/1620290747/%E5%AE%AE%E5%8D%83%E4%BB%A3%EF%BC%91%E4%B8%81%E7%9B%AE-%E5%AE%AE%E5%8D%83%E4%BB%A3%E5%85%90%E7%AB%A5%E5%85%AC%E5%9C%92.jpg)
桜が美しい公園
宮千代1丁目の真ん中あたり、ローソン仙台宮千代1丁目店さんのウラ側にたたずむ公園です。
お子さま向けの遊具、水飲み場、ベンチがあります。(トイレはありません。)
公衆電話があるので、災害時はチェックしておきたいですね。
春になると、何本もある桜の木が開花し、桜の名所となっています。
宮千代の墓
公園の片隅に「宮千代の墓」があります。次のように言い伝えられています。
平安時代末期、松島のお寺で見佛(けんぶつ)上人に仕えていた若いお坊さんがいました。
その名を「宮千代」と言い、歌の修行のために京都へ一人旅の途中で、宮城野原に立ち寄りました。
月明かりで輝く景色を見て歌を詠むのですが、「月は露 つゆは草葉に 宿かりて」の後が続かず、苦悶して亡くなりました。
地元の人たちは、宮千代を丁重に埋葬したのですが、夜な夜な宮千代の亡霊は「月は露 つゆは草葉に 宿かりて・・・」と口ずさむようになりました。
それを聞き、哀れに思った見沸上人がやってきて「それこそそれよ 宮城野の原」と下の句を詠んだところ、亡霊は出てこなくなったそうです。
「宮千代」という地名が、平安時代の若いお坊さんの名前で、こんな悲しいエピソードがあるなんて、何かロマンティックですよね。