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宮千代児童公園

宮千代1丁目:宮千代児童公園
宮千代児童公園(宮千代1丁目)

桜が美しい公園

宮千代1丁目の真ん中あたり、ローソン仙台宮千代1丁目店さんのウラ側にたたずむ公園です。

お子さま向けの遊具、水飲み場、ベンチがあります。(トイレはありません。)

公衆電話があるので、災害時はチェックしておきたいですね。

 

春になると、何本もある桜の木が開花し、桜の名所となっています。

宮千代の墓

公園の片隅に「宮千代の墓」があります。次のように言い伝えられています。

 

平安時代末期、松島のお寺で見佛(けんぶつ)上人に仕えていた若いお坊さんがいました。

その名を「宮千代」と言い、歌の修行のために京都へ一人旅の途中で、宮城野原に立ち寄りました。

月明かりで輝く景色を見て歌を詠むのですが、「月は露 つゆは草葉に 宿かりて」の後が続かず、苦悶して亡くなりました。

 

地元の人たちは、宮千代を丁重に埋葬したのですが、夜な夜な宮千代の亡霊は「月は露 つゆは草葉に 宿かりて・・・」と口ずさむようになりました。

それを聞き、哀れに思った見沸上人がやってきて「それこそそれよ 宮城野の原」と下の句を詠んだところ、亡霊は出てこなくなったそうです。

 

「宮千代」という地名が、平安時代の若いお坊さんの名前で、こんな悲しいエピソードがあるなんて、何かロマンティックですよね。

外観図