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丸森町ボランティア活動

人生初のボランティア活動

11月3日(日)「深刻な」人手不足と聞き、仙台駅東口発着のバスツアー(参加費:1,000円)に参加しました。宮城明泉学園さんのスクールバス3台で7時30分に出発、高速道路経由で約1時間半、丸森町に入った途端に自衛隊の車両と隊員さんが作業をされており、改めて災害現場だと実感しました。町役場前のグラウンドには水害で使えなくなった家電や家具、ごみ袋が高く積まれていました。台風19号の後、まわり一面は海のようだったそうです。

 

ボランティアセンターでトイレ休憩のあと、丸森町中島地区に向かいました。バスから降りると、破壊された家屋や土砂に埋もれた車、流木があちこちにあり、ひどい惨状でした。私は5人チームに加わり、スコップで庭木に押し寄せた1m近い土砂の掻き出しをしました。慣れない作業に汗がしたたり落ちます。集めた土砂を工務店さんが重機で移動して、敷地内はキレイになりました。

 

私のチームのリーダーは、同年代の男性だったのですが、何と滋賀から来て活動3日目、知らない土地(仙台)に一人で宿をとって3日間丸森町に通われたとのこと。本当に頭が下がる思いがしました。同じチームには高校2年の女子2人組もいて、びっくりしました。

まだまだ人手が足りません

お昼は、地元「カワカフェ」さんの手作りお弁当をいただきました。とても美味しかったです。心のこもったメッセージが添えられていて、落ち着いたらゆっくりコーヒーを飲みに行きたいと思います。

 

写真は「丸森町災害ボランティアセンター」です。実は3年前、弊社でテナント募集をしていた物件です。(以前はドラッグストアでした。)まさか、このような使われ方をする日がくるとは、当時は夢にも思いませんでした。中では、多くのボランティアの方や職員さんがおられ、改めてボランティア活動は多くの方々に支えられているのだと実感しました。

 

午後の作業は、泥かきの後にご依頼主さんの不用品の撤去作業を行いました。同じ現場に入った別のチームは、家屋内の畳撤去後の床板はがしをしていた模様です。1階は天井近くまで水が入り住めませんが、無事だった2階のベランダからご依頼主さんのお孫さんが「がんばれー」とにぎやかに応援してくれました。3時に作業終了、4時に丸森町ボランティアセンターから帰途につきました。

 

作業の合間に、同行取材されていたミヤギテレビさんから、今回参加の動機などのインタビューを受けました。高校時代の古いジャージを着て黒キャップに防塵マスク姿という「TV映え」しない格好でしたので、まさかとは思っていたのですが、その日の地方版ニュースでテレビ放送されてしまったようです。(後から友人に教えられました。)ご覧になられた方はお知らせください(笑)

 

丸森町は、まだまだ手つかずの現場が多いです。初めてのボランティア活動でしたので、足手まといになるかと思っていたのですが、全くの杞憂でした。汚れてもよい服装に帽子、長靴とゴム手袋、防塵マスクがあれば、誰でも参加できます。(もし気になっている方がいらっしゃいましたら、参加されてみてはいかがでしょうか。)また県外から来られている人が多いことに驚きました。県内在住の人間として、機会を見つけてまた参加したいと思っています。